2016年12月22日

逃げるは恥だが役に立つ 最終話感想

ああああ終わっちゃいました〜〜〜!

火曜は会社の忘年会があったのでリアタイで観られなかったのですが、帰宅後倒れるように寝て午前四時に起きて観ました!

主役二人はもう両思いなのでムズキュンは卒業ですよね。かくなるうえは盛大なウルキュン路線でお願いできれば! と祈るように見始めた最終話ですが・・・。

あ、普通にネタバレしますので、よろしくお願いします。

10話ラストのみくりの爆弾発言のインパクトは思ったより軽くて(?)、むしろ平匡反省してましたね。
2人はギクシャクしてますが、ちゃんと一緒にごはんも食べています。

みくりは商店街の青空市の仕事で、小うるせぇおっさん(老眼)に絡まれてしまい、「時給2000円なら耐えられる仕事も、最低賃金では耐えられないこともあると思うんです」という「仕事あるある」を、主婦に関連づけて平匡に説明します。

時給2000円の仕事が世間にどんだけあると思ってんだ君、と突っ込みたくなる人は多いと思いますが、みくりの趣旨によれば「主婦の生活費=最低賃金」であり、ストレスのない良い環境であれば最低賃金で問題なくとも、そうでない場合は辛いと。

真面目に聞いていた平匡は、やがて首をひねります。

「そもそも、夫を雇用主、妻を従業員とする。そこからして間違っているのでは・・」

平匡が100均のボードに書いたのは、次の言葉でした。

「共同経営責任者」

「この視点で僕たちの関係を再構築しませんか?」

さすが平匡君!
「夫婦の財産は共有じゃん、みくりのものでもあるじゃん?」とは私も思ってたけど、こんな納得の七文字なんて思いつきもしませんでした!
それにパートナーの訴えをきちんと聞く姿勢はいつも素晴らしい。
バイアスもフィルターもかけずに相手の言葉を言葉通りに聞くのって、実は賢い人にしかできないんですよね。

そしてトキメキのオープニングに突入!これを観るのも今日が最後だと思うと・・・ハァ・・・。

新たなコンセプトのもとに新しい生活に踏み出した2人。

みくりはタウン誌のライターとしてフルタイムで働くことになり、平匡はリストラ後の選択として、給与も安定性も今より劣るけれども新しいことにチャレンジできる仕事に魅力を感じています。
共働きだから当然家事は分担。みくりのほうが格段に収入が少ないため、家事の負担はみくりのほうにより多くかかることに・・。
う、なんかもうこの時点で新型モヤモヤの発生が見えてきちゃうような気が。

平匡がごはんを炊き忘れたことにムッとするみくりの姿を見ようとは、このドラマがスタートした2ヶ月半前、誰が想像できたでしょうか?

「チンするごはん買ってきます。いいです、コート着てるんで私が行きます。食事の担当は私なのに頼んだ私が悪かったんで」

笑顔なら角の立たないセリフも、つっけんどんなので怖い。
うん、でも気持ちはわかる。最初っからないとわかってれば怒りませんが、あらかじめ炊飯を頼んでおいたのに忘れられて、仕事から疲れて帰ってきて、食べる段になって発覚するとなるとちょっと。

とはいえみくりも、実は「四角い部屋を丸く掃くタイプ」であり、今までは仕事だったから完璧にしていたけど、「本当は生活するのに困らない程度に綺麗なら生きていけると思ってます」とカミングアウトして平匡ショックww。平匡綺麗好きですもんね〜。たぶん潔癖症に近い感じの。
家事にかける時間が惜しいからと、家事代行サービスを頼んでまで掃除にこだわる独身男性は多くないと思うし。

そして雇用関係だった時はスムーズだった2人の関係は、生活の面倒を孕むだけに、またギクシャクし始めてしまいます。

今日の私は最低だった・・・余裕がないと、とたんに本性が顔を出す。

自己嫌悪に陥るみくりは、ひとり反省会を繰り広げるのでした。
しかし反省会の甲斐もなく、日を追うごとに心は荒んでしまって、

「いっそ役割分担やめましょうか。シェアハウスみたいに自分のことは自分でするんです」

と投げやりな提案までする始末。

「でも、それだと共通スペースはどちらも掃除しない可能性が」とやんわり反論する平匡に、

「なら家事は私が全部やります。でもそれはボランティアです。あくまでボランティアだから、私が、ああ今日はもうごはん作りたくないなと思ったら作らないし、今日は掃除したくないと思ったら掃除しません。ボランティアですから、今日はごはんないのとか言わないでほしいし、部屋が汚いとか言わないでほしい」

か、感じ悪www
痛々しくて見てられないほど感じ悪いぞみくり!www


みくりの好感度って、100点満点で100000点くらいはあったと思うんですよ。
家事は完璧にこなす上可愛くて、いつも優しく平匡のことを気遣っていて。
なのに最終回を迎えてのこの豹変ぶりに、制作陣の本気をひしひしと感じるのは私だけでしょうか?

でも自尊感情をここまで落ち込ませるに至ったエピソード、もうちょっと欲しかったかな〜。贅沢を言わせてもらえばだけど。
夕飯が出来合いの惣菜しかないのが数日続いたとか、水回りが汚いのに我慢できず、みくりの担当であるキッチンエリアの水垢をこっそり落とそうとしてる平匡発見しちゃうとか、そんで「自分の担当分もちゃんとできてないくせに、人の領域には手を出すんだ」とみくりがひそかに怒ったりとか・・・尺が足りないか。

自室(風呂場というのがウケます)に閉じこもってしまったみくりを、平匡が大人の余裕で包んであげる場面は、なかなか良かったです。平匡の成長が感じられて感無量でした。
一方的に不機嫌になった相手に、こんなふうに温かく言ってくれる人、いいな。

そしてそして百合ちゃんと風見さん!
あー無事にくっついてくれてよかった〜!

ポジモンは憎たらしかったけど、風見さんのこと本気で好きだったのかもなあ。
百合ちゃん、本当魅力的。年齢のことで侮辱してくる相手を温かく諭すなんて上級テク、普通の人はできませんわ!
私なら、てめえ上等だ外に出ろとかなってるとこですはい・・汗


今あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ。
自分がバカにしていたものに自分がなる。それって辛いんじゃないかな。
私たちのまわりにはね、たくさんの呪いがあるの。
あなたが感じているのも、そのひとつ。
自分に呪いをかけないで。
そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい。



百合ちゃんのこのセリフ、沁みました。
こりゃ叶わねえわ、そんじょそこらの若い子は。

私がJKだったころ、2こ上の先輩が「もう18歳だよ。堂々とSEVENTEEN読めないよ」と冗談交じりで嘆いていたのを思い出します。そのとき私がそこはかとなく抱いた優越感も。
なぜ若いと本能的な優越感を持つのか不思議ですが、この感情には男女差ないみたいです。
知人の男性もそれ言ってましたんで。
戸籍上の年齢はどうあがいても仕方ないので、私もやれプラセンタだ美容液だとお金をかけているわけだけど、本当に怖いのはトシを重ねることではないのかもしれません。
心が未熟なまま老いていくのに歯止めをかけたいのかもしれません。
中身が成熟するまで体はお待ちくださいと。


しかし、最終話で一番驚かされたのは、百合ちゃんの部下のあのイケメン君ですよ!!
うぁそういう事だったか〜〜!
意味ありげな視線を百合ちゃんにしばしば送ってましたよね?
あらこの子百合ちゃんに気があるのかしらっていうミスリードからの沼田さんエンドとは!!
まだ前の話見返してないけど、沼田さんが「YURI」とLINEやりとりしてるシーンどこにありましたっけ?
やや唐突な気はしたけど、伏線はちゃんと張られてましたね〜。


最終話はあちこちに焦点を合わせてたんで(正直少しとっちらかってた印象)、こちらの焦点も定まらない感じで、青空市んときダッフルコート率高かったなー(平匡、百合ちゃん、部下の帰国子女)とかぼんやり思ったりもしてましたけど、何度か見返してみて、やっぱり逃げ恥はいいドラマだったなぁと思いました。


わたしたちを縛るものから、目に見えない小さな痛みから、解き放たれて。


そう、最初からこのドラマのテーマはど直球だったのでした。

私たちは何を守ろうとしているのか。そこには本当に価値があるのか。小さなころから刷り込まれた強大な価値観や世間的な常識のあれこれはあなたにとって本当に正しいのか。

<うん、「2人の純粋な愛に泣けました!」
とかいう感想で終わるドラマじゃなくてよかった。
どんな形であっても、平匡とみくりには幸せでいてほしいです。
図1.png
マグカップにニヤニヤ。


ドラマ制作に携わった皆さま、本当にありがとうございました。

私の心に一石も百石も投じていただきました。

あ、もし「平匡とみくりのお部屋見学ツアー」的なものがあったら真っ先に申し込みたいです(ねーか)。
posted by KIKI歌野 at 11:54| Comment(2) | ドラマ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月17日

逃げるは恥だが役に立つ 10話感想

うーーん!!

両腕を組んで唸ってしまったラストでした。


う〜〜ん!!


いや、字を青に変えてみたところでどうなんだ。


「わたくし森山みくりは、愛情の搾取に断固として反対します!」



これは波紋を呼ぶなぁ、社会的に。

だって専業主婦の人、

「私がやってることって、愛情の搾取なの?」

ってなるじゃん!(ならない? よくぞ言ってくれた!とか思う?)


さすが社会派ラブコメディと銘打つだけのことはあると褒めるべきか、最終回を前にしてテーマの核心に迫るど直球ぶっこんできました。

いやーみくりの鬼門に嬉々として攻め込じゃった平匡君でしたねー。

平匡が提示する合理性については、もろちんわかります。
正式に結婚すれば平匡の収入=世帯収入であって、みくりのものでもあるのです。これからは運命共同体の一心同体、愛を得たがゆえに「夫婦は2人の個人である」という概念が大気圏外にすっ飛んだ平匡に対し、労働=正当な報酬を義とするみくり。

もし普通に「大好きです。離れたくありません」って伝えて、「これからは雇用主と従業員ではなく、本当の夫婦になりませんか」とプロポーズされていたら、みくりは情がより勝っただろうし、モヤモヤはあるだろうけど、そのモヤモヤを解決するために穏やかな話し合いが出来たのではないかしら。(「かしら」がマイブームになった人、多いと思う)

平匡、幸せボケですかねー。
ていうかプロポーズの前にまず職探しですからね! 常識で言えばね!

みくりにきつく反論されて涙目なのは可哀想でしたけども(でもあの顔に萌えた)、「結婚すれば給料を支払わず、私をタダで使えるから合理的だと・・?」と激しい反発を買ったのは、あの話の持っていきかたでは仕方のないこと。

なんというか、専業主婦ってどうにもこうにも人の心にさざ波を立てる存在ですよね。
私は独身なので、一種のあこがれもあります。
夫がすべてのお金を運んできてくれるなんて、どこの天国の話だろうと。

とか思ってる人多いから、嫉妬される存在でもあり、同時に「健康体の大人が被扶養者だなんて社会のお荷物だろ?」などと蔑まされる存在でもあるのです。専業主婦の方自身、引け目とか罪悪感を感じてる人もいるのではないかと思います。

とはいえ、きちんとやろうとすると家事は本当に重労働だし、頭も時間も使うもの。
ちゃんとした専業主婦の妻(サボり妻は論外w)を持つ夫が絶対に言ってはいけないことの一つは「いったい誰が養ってやってると思ってんだ!」ですよね。「じゃあ私は何もしてないの?」って当然なる。(平匡はそんなこと絶対言わないだろうけど)

家事に終わりなし。夫が仕事を引退しても、主婦には引退はない。
子供が生まれたひにゃ、家事と育児の両方やることになる。家事と育児は全く別モノ。2つの仕事をその時点で女は背負ってるんですが、それを当然と受け止めてる男性はまだまだ多い。
俺が稼いでいるのだから当たり前だと。

英語で主婦のことをHouse Wifeっていいますけど、最近ではHome Makerという言葉があるそうです。家庭を作る人。能動的でプロフェッショナルな響きがあり、主婦も1つの仕事だと社会認知させるためにできた言葉だと思います。
ただし、いくらプロフェッショナルでも専業主婦に給与は発生しない。
いやほんと、もう普通に発生させたほうがいいんじゃない?
そういうの、社会的に浸透させちゃったほうがいいんじゃない?
夫は妻に給与を支払って、生活費は完全に折半する。
そうすれば、俺が稼いでやってるんだ的な勘違いも、養ってもらってる的な引け目も消える。
とはいえ年収300万とかの夫の場合、家事で収入は論外どころか専業主婦自体やれないので、破たんしてしまうけども、夫婦の数だけ形があるってことで!

み・平(略)の関係に限って言えば、みくりは外で働いたほうがよいと思うなあ〜。
だって聡明だし、働くことへのモチベーションが高い子だもの。
創造性豊かで意見ハッキリ言えて、細かい気配りもできて(離婚した友達の前でのろけないとかww)、しかもウルトラ可愛いしで、こんな子の需要がない設定がおかしいんだってばぁ〜。そもそも論ですけど。
もともと平匡との契約結婚は、誰かに必要とされたいという渇望が満たされて、かつ苦境から救われるから飛び込んだ逃げ道で、何も家事である必然性はなかった。
でも、逃げた場所で心から愛する人を得た。

これ重要。
超重要!

愛する人ととことん話し合って、解決するんだ、
平匡さんなら大丈夫だ!
餃子の包み方だって即座に取得した人だ!
行けーみくり!


・・・てなわけで、萌えから一気に現実に落とされた第10話でございました。


ところで百合ちゃんと風見さん、どうなるのなぁ。
み・平はすでに相思相愛につき、揉めてっけど丸くおさまるさ〜と視聴者(私)はどこかたかをくくっているので、先の見えない2人にどーしても関心の矛先が向いてしまうのですよ!
観れば観るほど惜しい大谷さんの演技ですがね・・・。

「僕はあなたを抱きたいと思ってるのに」

これ胸キュン用のセリフですよね! 
そりゃこっちはフィルターが目にかかってるから、何とか萌えれる気がするけど何もかもが惜しい。
現時点の大谷さんには2つ以上の感情をセリフに込める技術がない。
とはいえ!! 「恋する男」の表情はとてもいいと思うし、風見さんと百合ちゃん、並んで立つととってもお似合い。
あの壁ドンだって、相手があの百合ちゃんだからこんなに萌えたんですもの。

もうこの2人主演で5分のミニドラマ作ってほしいです。深夜枠で。
20年前、田村正和主演の「古畑任三郎」がゴールデンタイムで放映してたとき、同日の深夜に「巡査・今泉慎太郎」ってスピンオフやってまして、私もう本編より好きなくらいで、欠かさず録画しては腹筋崩壊させてもらってました。

あ、沼田さんやバーのマスターにも登場してほしい!
古田新太さん大好き。芸達者すぎる。好き。


最後に主役に話を戻すと、2人が壁を超えた夜、一度失敗した平匡が横浜の夜景を全速力で駆け抜けてからの、ベッドの上でのハグ。
今まで見たハグのなかでもっとも美しい絵でした。
みくりの首の角度がなんともはかなげで色っぽく、切なくなりました。

最終回の逃げ恥の視聴率が楽しみです!
20パーセントいくかな?

posted by KIKI歌野 at 12:05| Comment(0) | ドラマ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月11日

今日暇なので日記が長い・・「勇者ヨシヒコと導かれし七人」ドラマ感想

昨日、コットンパールのネックレスを作る講習会に行ってきました。

あ、この話、本題とは全く関係ないやつです、すみません。
「ドラマ感想」ってタイトルに書いたものの、なんか暇なのでつらつら昨日のこと書いちゃってるだけです。

コットンパールのネックレスは軽くて肩も凝らず、しかも安価で普段遣いに最適なので、ちょちょいと自分で作れれば便利かな〜と思って講習会に申し込んだのですが・・・そうでした、ワタクシこの手のことに素質ゼロ以下でしたと思い知らされました。

手作りアクセサリーには、それぞれ料理のような「レシピ」があり、そのレシピ通りにパールやビーズ等のパーツをテグスという糸に通して作成していくのですが、私の脳はどっか欠陥があるとみえて、レシピを見せられて説明されても作品の構成と手順が全く理解できない。大小5種類22粒のパールを規則的にテグスを交差させながら通していくだけで、難しいレシピではない(らしい)のに、見れば見るほどゲシュタルト崩壊。
他のみなさんはす〜いすい進めてるのに私だけができてねえよ、どうしよう先生やみなさんにご迷惑が・・と激しい絶望感と焦燥感に涙目になってしまって、「すみません、できないので帰ります・・・」と立ち上がりかけたのですが、若い綺麗な先生が励ましてくれて、なんとか完成しました。

直径3ミリの(センチじゃないですよ、ミリですよ)Cカンというリングを、ペンチを両手に持ってこじ開けるというミッションインポッシブルに挑んだのですが、できない。何度やってもできない。見るに見かねた先生が「大きいのにしましょうか」と大きめのCカンわざわざ持って来てくれたんですよ! ありがとうね!

チェーンも本当は16cmの長さに切るんだけど、私どうやっても切れないので切らないことにしました!
もうこの手の講習会には行かないと思いますが、アクセ好きな女性にはお勧めだと思います。材料費だけで講習費自体は無料だし。

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私がつくったやつです。1296円(税込み)と安価ながら、汗と涙の結晶です。
場所は浅草橋のPart Clubです。

という何の前置きでもないヨタ話をついついしてしまいましたが・・・先日近所のゲオで新作レンタル100円キャンペーンしてたので邦画を借りたんですけども、DVD借りたのって数か月ぶりだなーとふと気づきました。
ネットの台頭によりDVDレンタル市場は年々縮小しているそうですが、日本以外の国ではもうとっくになくなったか、なくなる寸前だと聞いたことがあります。

隔世の感とはこのことか。

1989年の大喪の礼を思い出します。
その真冬の一日、公休日となったため学校は休みで、テレビの全局で報道特別番組が組まれて、昭和天皇と昭和という時代のことをずーーーーっと放映し続けていました。ドラマもバラエティも何もなし。もちろん激つまんないのだけど、今考えれば自粛ムードだったのか外に遊びに行ける空気でもなく(日本が「謹慎中」という雰囲気だった)、家族で小さなレンタルビデオショップに行ったら、ほぼすべてのビデオがレンタル中だったのでした。子供ながらにこんな光景は一度も見たことがなく、印象深かったのを覚えています。
テレビは巨大な娯楽だったんだなぁ。
その娯楽を奪われてみんな一目散にレンタルビデオに走ったっていうのが時代を感じさせます。

そう、夜ドラの視聴率が一度も一ケタに落ちなかったことを「スマッシュヒット」と呼ぶ今日の到来など想像もできなかったテレビ蜜月時代、「テレビを観るときは口を閉じなさい」なんて母親に注意されていた時代を、懐古調で思い出していたのです。

で、いつ本題に入るんだ?ですが、こないだ「勇者ヨシヒコと導かれし七人」というドラマを初めて見ました。
テレビ東京系列で金曜日深夜に放送されている山田孝之主演の連続ドラマのシリーズです。

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冒険アクション・ファンタジーものにしか見えませんが、いやある意味その通りなのですが、低予算でちょいちょい豪華キャストのコメディです。(菅田将暉とか渡辺いっけいがゲスト出演してました)

2011年 『勇者ヨシヒコと魔王の城』
2012年 『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』
2016年 『勇者ヨシヒコと導かれし七人』 (4年ぶり)

現在シーズン3放映中で、シーズン3までやるってことは人気なんですね〜。なのに私一か月前に初めてこのドラマのこと聞きましたし、うすうす名前を知ってもいませんでした。興味の圏外すぎて無意識に視界から排除していたのかもしれません。
これ面白いよ〜!と人から勧められ、さっそく今期の第一話を見てみたら本当に面白い。第六話に進む頃にはじわじわノックアウトされてました。じわじわノックアウトって日本語間違ってるけど。

「導かれし七人」の第一話の冒頭、いきなり魔王バルザス(誰)と闘うことになってるヨシヒコとその仲間三名。
背景はCGで完全にドラ●●仕様。
四名はシステム的に初期の段階で手に入る薬草(薬草の入った籠をみんな背負ってる)しか持ってなく、武装できてないレベルで魔王に挑んで一発で薙ぎ倒されてしまうんですが、一連のゆるい会話にもう腹の皮がよじれてwww

いやーいいわーこれ。好きだわこういうの。たまんない。
ヒマな日曜日に観ると弛緩しすぎて、月曜用のなけなしの英気が殲滅するので(だから今日は見ない)仕事で疲れ果てた金曜深夜、缶ビール片手に観るのが正解です。

どうやらパロディが持ち味の一つみたいですね。
●ァイナル●ァンタジーとか、ルパ●三世とかドラ●もんとかのパロディをギリセーフな感じで打ち出してきます。

なかでも第五話は、公共の電波でここまでパロっていいんすか!! っていう驚愕ネタでした。
だってパロっちゃってるのがテレビ局そのものだから。

5話は、魔物に取りつかれた守り神ニッテレンによって呪いにかけられたダシュウの村(ダッ●ュ村の5人のパチもん出てきます)の住民を救うため、ヨシヒコと仲間三人が助っ人を求めて「助けの神々」を訪ね歩く、というストーリーなのですが、その神々の名はいうと下記の通り。

・シエクスン
・テブエス
・テレアーサ
・テレート

ちょ、こんなん誰が見てもやばいからwwww

ヨシヒコら一行が最初に訪れたのは、シエクスンの祠。
かつて最強の神と呼ばれた王者シエクスン(フ●テレビですね)のもとを訪ねると、シエクスンは王冠を頭に載せたまま既に死亡していました。

ネタ危なッ!ww

祠の中で死していたシエクスンは、赤いカーディガンをプロデューサー巻きにしています。靴下履かないで革靴履いてます。漂うバブル臭。不倫は文化のあのお方を彷彿とさせます。

ちなみにテブエスの神は、「日曜の夜には稀にニッテレンを凌駕する力を発揮する事もある」が、「稀に」なので頼るのをやめた一行が次に向かったのは、テレアーサの祠でした。
テレアーサは「僕の悪い癖」が口癖の紅茶マニアのあの人で、有能で頼れる神なんだけど、新たな事件発生のためヨシヒコたちに加勢できませんでした。

で、最後に訪問したのが「テレート」。

図1.jpg
このハリボテ感

あーこれダメなやつや、と一目でわかる。
案の定「ニッテレンなんかこわくな〜い」と軽いノリで怪物に挑みかかって、一発で粉々にされました。

自虐ネタ吹っ切れてますwww
も〜こんなんやるのテレ東だけですよう! 
山田孝之の演技がまたすんばらしいの一言。
これから年齢を重ねてますます味が出てくるタイプの役者さんではないかと思います。好きです。

テレビ観る人はだいぶ少なくなっちゃったと思うし、かくいう私も自分のタイミングで録画観るほうが多いけど、こんなふうに楽しませてくれるものに私は無条件で降伏してしまいます。
これからも降伏させ続けてほしいとも。

posted by KIKI歌野 at 22:46| Comment(0) | ドラマ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする