2017年06月17日

四月期ドラマも最終回ラッシュ 「人は見た目が100パーセント」 「リバース」

気が付けば四月ドラマもそろそろ終わりです。光陰矢の如しですね。ていうかもう一年の半分が終わっちまうなんてどんな魔法をかけられた!

てなわけで(どんなわけだ)ネタバレ感想をたらたら書かせていただきます。


人は見た目が100パーセント 最終話
人は見た目が100.jpg

冴えないリケジョ三人が、仕事の事情によりやむなくビューティー研究にいそしむことになって、ステキ女子になるためにあれこれ奮闘するというお話でございました。
原作マンガ既読です。

地味で暗い城ノ内さん = 桐谷美玲
妻であり母であるが女ではない前田さん = 水川あさみ
ぽっちゃり女子の佐藤さん = ブルゾンちえみ

・・・冴えない女子の話ですよね?

桐谷美玲のキャスティングが謎すぎて、最初は違和感しかなかったです。
なんであんな美人が下向いて歩いて「わ、私なんか・・」とか激しく自己卑下してるのかぜんぜん理解できなくてww

あと演者のせいではないのですが、演出のコメディセンスが大寒波で初夏でも凍える。
さらに話のテンポもイラッとするほど悪くて、視聴率が撃沈なのも当然っちゃ当然の報いかなって思えるドラマではありました。
特に第一話のノリは酷かった。どんだけ凍えるか逆にぜひ見ていただきたい。
あと最終回の恋愛シーン、美容師のあの不必要すぎる長い間はなんなの。見逃し配信で見てたんだけど、あんまり長いこと黙ってるもんでネットの通信障害かと思ったよ。

しかしそのぶん、なんというか、なんだろう・・・批判とか批評とか、まあもう今さらいいじゃないのそんな細かいことはってなって、おおらかな温かい気持ちでドラマを観ることを、改めて思い出させてくれたような気がするんですよね〜。

9話が終わるころにはすっかり見慣れて、三人が仲よくあーだこーだ奮闘するコミカルな姿を見るだけで癒されるまでにww

そして水川あさみの吹っ切れたギャグも最高でした。

トイレの個室にクラッチバッグを置く場所がなくて焦るところ
「福山雅治になれーーーっ!」と旦那を締め上げるところ
写真に写るときはなるべく目立たず風景に同化しようとするところ
顔のたるみをなんとかしようとあらゆる器具を顔面に装着するところ

声をあげて笑ってしまうレベルなので、それだけでもぜひご覧いただきたいですね。
ストーリーはあるようでいて何もないので(ごめん)アレですけども、適度に前向きになれるような気もするし、三人がいじらしいから、ま、いいか。

machidakun.jpg
可愛い丸尾くんもっと出番プリーズって思ってるうちに終わった感が。



リバース 最終話

リバース.jpg

ドラマって、往々にして最終回よりもその前の回のほうが盛り上がったりするものですよね。
最終回はまとめに入ったり伏線回収したり、駆け足になったり盛り込みすぎたり、出来栄えとしてはわりと普通に終わっちゃうケースが多かったりする。

というような最終回でした。

リバースが最高に盛り上がったのは、美穂子が広沢の彼女だったことが発覚した8話のラスト、広沢の死因が深瀬がコーヒーに入れた蕎麦のハチミツだと示唆された9話のラストでした。
いや〜ゾッとしたもんな〜〜
この二話で悲鳴をあげさせてくれたスタッフとキャストには本当に感謝です。

一話からずっとほのぼのと語られてきたコーヒーとハチミツが恐ろしい凶器になっちゃうなんて!
と動揺しつつも、いやしかし広沢くん、そんな重度のアレルギーならちゃんと周りの人に言っとかないと駄目でしょう。
親友の深瀬にさえ言わなかったのが広沢の気遣いだったとしても、駄目なものは駄目。むしろ不自然。

不自然といえば、広沢が死んだ十年前の冬の日、大雪なのに彼をたった一人で行かせたというのもおかしすぎると思ってたんですよね〜。そこに引っかかってた人多いと思う。
広沢だけ内定をもらってない、万が一飲酒運転がバレたところで失う将来がないという人でなしな理由で村井を迎えに行かせた・・というところまでは100歩譲ってまあいいとしても、肝心の車は雪でスタックして別荘から離れたとこに乗り捨てられてたわけだし、仮にも友人なら少なくともその地点まで一緒に行ってあげるのが普通では? 
特に深瀬。玄関先でコーヒーを渡しただけっていうのが・・・。

つまり、広沢をたった一人で窃盗団に出くわさせるために、その不自然な流れが必要だったわけなのね。
窃盗団は車を盗んで事故を起こし、広沢は1人で崖下に滑落した。
その事実を誰も知らないっていう設定をつくらなきゃミステリーにならないものね。

なんだかなあ。
窃盗団を登場させる意味が希薄だなあ。
結局広沢はコーヒー飲んでアナフィラキシーショック起こしてたわけだよね? 
実際には飲んだとこ誰も見てないのに、飲んだ瞬間が映像になっちゃってるのが不思議な気もするが。

うん、どう考えても、深瀬の罪悪感を薄めるためだけに用意されていた窃盗団ですよね。

あと警察の捜査が杜撰すぎないかい。あんな山奥で窃盗事件と車の事故が同日に起こったら結びつけて考えないほうがおかしいと思うんだけど。

まあそんなこんなでモヤついた思いが残った最終話でして、でも10週間楽しませてもらったから大目に見ようか的な感じになりましたけども、全体的には芸達者が揃った見応えのあるドラマだったと思います。


最終話で一番良かったのは片平なぎさでした。
自分たちが犯した罪の告白をするために広沢の両親のもとを訪ねた四人を泣きながら罵る演技が素晴らしかった・・・。

懺悔して、それでこの人たちは楽になるんやろ?
あたしら楽にならんやないの。
どこまでいっても地獄やない。
なんで・・なんで、由樹は死なんとあかんかった。
あんたらの誰かがかわりに死ねばよかったんよ!


片平なぎさ、こんな「お母さん」の演技もするようになったんだなあ・・・失礼ながら演技派のイメージ全然なかったんだけど圧倒されました。

そして深瀬くん、案外立ち直りが早くて(?)よかった。
何年も罪悪感に苛まされちゃうかと思ったけど、美穂子がいてくれてよかったね。
2人ともお幸せにね!

湊かなえの三部作はこれで終了ってことなのかな。
「夜行観覧車」杉咲花と「Nのために」窪田正孝がカメオ出演という、ファンには嬉しいかもしれないサービスもありました。

しかし「Nのために」で素晴らしく印象的な演技をしていた小出恵介があんなことになっちまって残念です。
俳優自身と役柄は別物だとわかっててもショックですが、禊を終えたらいつかまた演技で見返してほしいですね。




posted by KIKI歌野 at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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