2017年06月04日

ネタバレ感想: 「あなたのことはそれほど 7話」 「リバース 8話」

あなたのことはそれほど 7話

なんとなくつい毎週見ちゃってるこのドラマですが(ヒマなときに見逃し配信見てる)、仲里依紗のおかげで見る気指数がじわじわ上昇してきました。

このドラマの大きな特徴は、主役の美都がアホすぎて感情移入できないこと、夫と不倫相手が2人とも棒なので、ドラマっていうより何かの再現VTR見てるみたいな心理的な距離を保てる(保ちたくなくても)ってことですかね・・。

波瑠ってなかなかに不思議な存在。
罪悪感のない不倫妻という汚れ役をやっても、ぴかぴかしてるビニールシートみたいに何も染みないし汚れない波瑠がいる(ほめてない)。

なので生温かい目で見ていましたが、第七話は仲里依紗扮する麗華のおかげでびしっと締まりました!

夫・有島に笑顔で感謝の言葉を並べたてる麗華を前に罪悪感に耐えきれず、浮気を白状した有島に、「何を言ってるの?」と氷のようなひと言。

私が知ってるのは、ワタナベという女が訪ねてきた。
日をおいて私の前に二度現れた男もワタナベといった。
あなたは私に聞かれて困ることがあるとちょっとフリーズする・・・それだけよ


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ハレルヤ!
不快で薄いストーリーを吹っ飛ばすインパクトがすごくすごかったww
このシーンは演出にもカメラワークにもリキ入ってましたねぇ。

そして視聴率はあがりました。
12.4パーセントという過去最高視聴率を達成したのはTBSの戦略勝ちですね。
人は怖いものも下世話なものも好きだから。

ラストはどうなるのかな。
美都はアホでモラルもないけど、自分の気持ちに正直な、良く言えばまっすぐな女だから涼太とやり直すのは無理だと思う。
有島と麗華は、麗華次第ですかね。
でもどうかなあ。ゴミ見る目で旦那見てたからなぁ。夫婦続けるにしても妻には一生頭あがんない系か。

来週も地味に楽しみにしております。

このドラマ、私がキャスティングしたらこんな感じです ↓
倫理を外れた恋情も執着も、切るに切れない縁も、このキャストなら私の魂が納得してくれる!

美都  深田恭子 
有島  綾野剛 
涼太  田中哲司
麗華  江口のりこ




リバース 8話

「人殺し」の告発文を書いたのも谷原を駅のホームから突き落としたのも美穂子だと、前回のラストで示唆されましたが、果たして本当にそうなのかしらと少し疑っていました。


本当に美穂子でした。


ただし時系列が違いました。
美穂子は恨みがあるから深瀬や他のメンバーに近づいたのではなく、広沢が人生最後の一日を一緒に過ごした彼らに近づいて、ただ彼らのことを知りたかっただけだった。
家庭の事情で大阪に戻るにあたって、やり残したことをしようと決意してのことで、恨んでいなかったからこそ事件から十年間の空白があったのだ。
なるほど。すごい納得。

ただ美穂子のその試みは諸刃の剣だった。
気さくでいい人たちだと好意を抱いたのに、そして深瀬との間には特別な絆も生まれかけていたのに。

深瀬のアパートのゴミの中に「人殺し」と書かれた紙を目にして、なぜこんなものが深瀬に送られてきたのか。誰が書いたのかと考え、「きっと広沢くんと関係していることに違いない」と確信した美穂子は、告発文を深瀬のアパートのドアに貼り、自分宛てにも送りつける。
深瀬がどんな反応をするのか知りたい。
その一心だったのに、深瀬の口から、酒を飲んでいた広沢をたった一人で雪の中行かせたことを聞いてしまった・・。

そして谷原が飲酒直後なのに罪悪感もなく車を運転しようとし、無神経な発言をしたことに腹の底から憤り、つかまれた腕を振り払った拍子に、谷原はホームから転落してしまったのだ。
お酒飲んでなかったら踏みとどまれて落ちなかったんじゃないのかなーとも思いましたが、まあ助かってよかったよね。死んじゃったら救いようのない展開だったもの。

深瀬に本当のことを話している美穂子は、声を荒げるでも泣くでもなく、ただ静かに語っているだけなのに、溢れる感情の波が伝わってきて、少しも目が離せませんでした。
戸田恵梨香の真骨頂と呼べるような演技力に、ただただ圧倒されて・・・。
もう最近は、ちゃんとした役者見るだけで拝みたくなるんですよう。
本当、こういう瞬間大好き。こういうの見たいからドラマ観てる。

藤原竜也は冴えない男の役を非常に巧みにこなしてるんですが、武田鉄矢と並んで立ってるの見て、やっぱ普通にかっこいいって思いましたww  頭身の差が・・・。
ごめんよ、金八先生!

posted by KIKI歌野 at 00:12| Comment(0) | ドラマ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月28日

リバース 7話 ネタバレ感想


金曜ドラマ「リバース」は、今期では一番楽しみにしてるドラマです。
とはいえあまり心臓に良くないスリリングなやつなので、見るのが毎回怖い・・湊かなえ原作だし(汗)


広沢由樹は人気者だった。
見た目も悪くなく、明るく、誰にも分け隔てなくフレンドリーに接する彼は同性からは好かれ、異性にはたいそうモテた。
でも無理して周りと合わせるくらいなら一人でいるほうを好んだ。

そんな自由な広沢と一緒にいると楽だった・・・と過去を回想する深瀬。
決して頭は悪くないのに、どんくさくてやることなすこと間が悪い深瀬は、いつも陽だまりのなかにいるような広沢と比べれば日陰の存在。
深瀬は広沢のことを、初めてできた唯一の親友だと思っていたけれど、高校時代の広沢には、同じように地味で冴えない古川という友達がいた・・。


7話にして、広沢の負の部分が見えてきました。

高校時代、「広沢の親友気取りの地味なヤツ」とバカにされていた古川は、誰にでも好かれる広沢とは住む世界が違うことを悟り、傷ついて離れていってしまう。

そして同じく高校時代に二週間だけ広沢と付き合った川本という看護師は、「今思い出しても腹が立つ」と当時を振り返って言う。

広沢先輩は私のことなんか好きじゃなかった。
告白されて断れなくて仕方なく付き合ってただけ。
誰にでも優しい人って結局人のこと傷つけるんですよ。
皆、自分の見たいとこしか見ないから。
本当は知らない顔だっていっぱいあるのに。



その川本に扮するのは夏菜ですが・・

え、まさか出番これで終わり?
かつての朝ドラヒロインなのに、チョイ役にもほどがあるんじゃ。
うーん、なんか朝ドラで獲得した好感度が多いか少ないかって、その後の役者人生の流れを決めちゃうとこあるよなあ・・・

とか気の毒に思いつつも、夏菜はセリフまわしが上手いです。
どの局のどのドラマとは言わないけど、これでもかってくらい棒演技見せられておなかいっぱいなので、こういう上手さが地味に嬉しかったりする・・。

あと戸田恵梨香もいいなあ。
あの藤原竜也がどんくさい男を演じる芸達者ぶりだけに称賛が集まりがちだけど、戸田恵梨香の微妙な表情のつくりかたとか、ふとこぼれる笑顔とか、声の抑揚とか、可愛らしくも凄みもある七変化になんだか見惚れてしまう。

彼女の登場時から

「戸田恵梨香をただの恋人役に使うわけがない」

とは視聴者みんなが思ってたはずで、それが証明された7話のラストになりました。

1話か2話あたりだったか、美穂子と出会うまで自分の人生には何もなかった・・と語る深瀬に、

「何も?」

と問い返した美穂子の声の低さに、ゾクッとする違和感を覚えた。さりげない演出だったけど。

やっぱこの子なんか怪しい・・・と思わせながらも、ストーカー事件を投入して美穂子を襲わせ、視聴者の疑いを払拭してからのどんでん返しってずるいでしょ!
完全にやられたわー。

広沢の彼女は美穂子だった・・・!

彼女が偶然を装って深瀬に近づいたように、谷原や村井にもそれぞれ接触を図っていたことが明らかになり、深瀬ショックで目を閉じる、の巻。

うん、とても気の毒だね!!

しかしながら美穂子がこれまでに見せてきた表情の数々からして、彼女は深瀬に惹かれているはず。
きっとこの二人にはハッピーエンドが用意されてるに違いない(と信じたい)!


ひとまず深瀬の恋路は横に置いといて。

つまり四人に「人殺し」の告発文を送りつけたり、谷原をホームから突き落としたのは、美穂子だった。
・・という流れのようですが、本当に犯人は美穂子なのだろうか。
それともこれもまたミスリードの一つなのだろうか・・・?

そもそも犯人はなぜ事件から10年も経ってから行動を起こしたのだろう?
鉄は熱いうちに打てってわけじゃないけど、10年間の沈黙はいくらなんでも長すぎやしないだろうか。
その10年という歳月には何か特別な意味があったのか。


あとどうでもいいけど、村井の監禁は果たして必要なエピソードだったのかという疑問が。
犯人はメンヘラ妻だったってオチいらんから。
まあそんなことだろうと思ってたけど、あまりにしらけるミスリードでした。
この妻愛されなくて可哀想なんだろうけど、まったくもって同情できない存在。
お金はあるんだから、業者呼んでゴミ屋敷なんとかしようぜ。


そして小池徹平のヒロイン感がすごい。
みんなに愛される罪つくりなアイドルを難なく演じております。
ここ数年地味なポジションに甘んじていた小池さん、久々の当たり役かもしれません。
今後は可愛い中年路線で、新境地を開拓していってほしいと願わずにはいられません。


posted by KIKI歌野 at 19:18| Comment(2) | ドラマ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月21日

「たそがれたかこ9巻」「あなたのことはそれほど1-4巻」「独身OLのすべて1-5巻」

こないだ友達の車で幕張のコストコに初めて行ったんですが、買い物する前に、友イチオシの回転寿司行こうぜってなってイオン幕張店に寄ったら、なにこの広大な床面積! 本当にイオン? 北海道の原野じゃなくて? 幕張すごいな! しかも都心どまんなかかってくらいおシャレだし。

私の最近のイベントといったら、そのおシャレなイオン幕張店で食べた回転寿司の炙りエビ寿司が痺れるほど美味しかったことくらいなんですけど、その数日後、実家に寄って、ガスコンロに放置しまくっていたらしい鍋の底に残ってたカレーを(もったいない)と食べたら、軽く食中毒になりました。
風邪が治ったばかりの弱り切った私の腸を汚染カレーが直撃、カオスな二日間を経験するハメになったのもまた、レアなイベントと呼べるのかもしれませんネ。
ちなみにカレーなどの煮込み料理に居座りがちなのはウェルシュ菌という菌で、6時間煮沸しても死なないつわものだそうです。
嫌気性の菌なので、余ったカレーは空気に触れやすい平らな器に入れ、必ず冷蔵庫or冷凍庫に入れるべしでございます。

そんな冴えない日々にマンガを大量に読みましたんでレビューを。


たそがれたかこ9巻
たそがれたかこ(9) (BE・LOVEコミックス) -
たそがれたかこ(9) (BE・LOVEコミックス) -

おお、表紙の赤いおたかさん、ビビッドで新鮮だなぁと思いつつも、8巻がイタかったので読むのがちょっとこわかったんですが、9巻は、たかこの娘・一花(いちか)の心の問題に焦点があてられていました。
一巻ではふくよかで健康的な体型だったのに、摂食障害のため痛々しいほどガリガリになってしまった一花。
過呼吸を起こして倒れたり、自傷行為に及んだりする15歳の心に寄り添おうとするたかこは、人の心に100パーセント寄り添うことは不可能だと実感しています。
世界に娘と自分しか存在しないような閉塞感に襲われた瞬間、天啓が下りたように思い立つのです。
エレキギターを弾いてみようと。
大好きなナスティインコの曲を弾いて大声で歌おうと。
一巻では秋葉原のタワレコに行くだけで心が躍っていたおたかさん、弾く側にまわるのですか〜!

いやー、風穴が一気に通ったような爽快な巻でした!
娘を心配するのも、寄り添ってあげるのも、言葉をかけてあげるのも大事。でも、

私で証明しよう。「好き」が世界を変えることを。
私の「楽しい」が一花にうつるくらいに


自転車をびゅんびゅん飛ばしながら、わははと笑うおたかさんが力強い! 応援しますぜ、お姐さん!

おたかさんは自虐のカタマリのような人で、その生きづらさは娘の一花にも受け継がれている。
一花の年頃だったら近親憎悪の感情にまかせて、母親に手酷くあたってもいいはずだし、たかこだってもっとヒステリックになっちゃっても仕方ないのに、ふたりとも優しい。
たかこは上からな姿勢が全然なくて、ごめんね、とか、ありがとう、をちゃんと娘に伝える。そこがすごく好き。
街やモノの描写も心理描写も丁寧で素敵なマンガなのに、あと一巻で終わっちゃうそうです。寂しいなあ。



あなたのことはそれほど 1-4巻

あなたのことはそれほど(1) (FEEL COMICS) -
あなたのことはそれほど(1) (FEEL COMICS) -
5巻まで出てます

TBSで放映中のドラマをなんとなく毎週見ているのですが、不倫の罪悪感ゼロの「みつ」のキャラがどうにも不思議ちゃんなので、解説を求めて原作を読みました。
原作者のいくえみ綾先生は大御所なのに絵柄が古臭くないのが偉い。
きっと努力の方なんだろうなー。
ただ好き嫌いで言えば、本当すみません、昔からいくえみ先生を好きだとか衝撃だとか思ったことは一度もなくて、それはこのマンガを読んだ後でも変わらなかったです。
ただ、この世界を好きだと思う人がいることは理解できました。
少女コミックっぽいファンタジーが最小限に抑えられて、夫婦間や婚外恋愛の心理劇がなかなか興味深い。
皆少しずつ病んでいる大人で、あまり感情移入はできないけど(強いていうなら、ヒロインの親友がいわゆる「まとも」路線)、傍観者としてじわじわ怖さをたのしめる。
うーん、でも、まあ、きれいごとじゃない恋愛劇の生々しさで言えば、ジョージ朝倉とか昔の安野モヨコとかのほうがリアルで真に迫ってて面白いかな、私には。
とは言ってもいくえみ先生の力量はさすがというべきか、バカでどうしようもないヒロインでも、なんだか憎めない感じには仕上がってます。

ドラマのほうはねー、演じてる波瑠自身が
「理解に及びませんが、仕方ないです。美都とはそういう人なのです。私は美都には共感できないけど、毎日やらなきゃ仕方ない。」
とか、そんな良い子ぶったスタンスでいっぱしの女優のつもりかアンタ、的な発言しちゃってるくらいだから、説得力のある演技は難しかろうってなもんで・・。
しれっとハッピーエンドだったらどうしてくれようか、このドラマ。もんもん。



独身OLのすべて 1-5巻

独身OLのすべて(1) (KCデラックス モーニング) -
独身OLのすべて(1) (KCデラックス モーニング) -

渋谷タワレコでやってる「この世界の片隅で」の原画展に、おととい姉と一緒に行ってきたんですが、ただでさえ苦手な渋谷の街歩いて疲れて、しかも買い物とかして荷物重いっつうのに、「すごく面白いから!」と貸してくれたのがこの本。(しかも5冊)
あーもォ、他に読む本(マンガ)たくさんあるのに、これ以上週末の読書量増やすのもねェ・・とため息をつきつつペラペラめくってみたら、何これ面白い!

メインキャラはこんな。

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なぜリンゴや青い海洋生物みたいなのがOLなのだろうか?
とかいう疑問をさしはさむ以前に、すでに笑いのツボを押されまくってること請け合い。
小気味いーい!
女の醜さをここまで赤裸々にさらけだすと、読むほうも毒気にメンタル腐食されちゃうと思うんですが、このマンガに関してはそれが快感で、なぜか変な元気までもらえて、ずっと読み続けたくなる。ネガティブ×ネガティブ=ポジティブみたいな。

自分ではたぶん買わないけど(ごめん、これ以上本増やしたくないんだ)、姉が貸してくれたらまた読みます。
作者のまずりん先生、リスペクトです!
こういういかにもモテなさそうなマンガ書いて油断させておいて、じつは結構な美人かつリア充に違いない、と踏んでおります。

なんか全然感想になってないなと自分でも思うけど、読んだら面白いので読んでほしい「独身OLのすべて」はここでも読めます。→ モアイ 読むと元気になるWebコミック

posted by KIKI歌野 at 15:11| Comment(0) | マンガ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする