2017年06月10日

カルテットを恋う


カルテットが第54回ギャラクシー賞の優秀賞を受賞しましたぁ〜!


っておそ!(授賞式は6月1日)

グーグル先生は私が興味あるトピックのニュースを選抜して教えてくれるから(ほぼドラマ一色)、情報としては知ってたんだけど、まあ3月度の月間賞も大賞だったし、カルテットなら何獲っても当然よねって受け流してたんですよ。

でもよく考えたらとてもすごいことだった。
そのすごさが私に沁みるまで時間かかかったのです。

そう、一年に一度の賞で優秀賞受賞とは快挙も快挙、大快挙でございます! 
パチパチパチパチ! アイスでひとりでかんぱいだぜイエーイ!

そして個人賞は満島ひかり!
「トットてれび」、「シリーズ・江戸川乱歩短編集II 妖しい愛の物語」、「カルテット」の演技が認められての受賞でした。すばらしーーい。

あっそして「逃げるは恥だが役に立つ」も視聴者が選ぶマイベストTV賞グランプリを獲得しました。
やっぱり人気はダントツだったですよね〜本当に面白かったもん。
「津崎平匡」「森山みくり」 
この二つの名は死ぬまで忘れないでしょう。
そうそう、星野源さんはラジオ部門のほうで受賞してました。


で、カルテットの優秀賞がどれくらい快挙かっていうと。

yahooのみんなの感想でカルテットの感想を舐めるように読んでて(キモい)知ったんですが、放送批評懇談会が主催するギャラクシー賞は、ドラマに限らず一年間に放映された報道スペシャルとかドキュメンタリーとか全局の全番組が審査対象となるので、局が総力を挙げて制作した開局●周年記念ドラマとかじゃない連ドラは、「選奨」に選ばれることは珍しくなくても、大賞や優秀賞となるとそんなにはないそうなのです。

調べてみたら1996年〜2016年の20年間で大賞・優秀賞を受賞した連ドラは5作のみ。

2003年 すいか(優秀賞)
2006年 ハゲタカ(優秀賞)
2009年 JIN-‐仁‐(優秀賞)
2011年 カーネーション(大賞)
2013年 あまちゃん(大賞)


おお、なるほどの納得感・・・。
ハゲタカだけは未見だけど、どれもこれもドラマ史にその名を永遠に刻まれる名作ばかりですよね。
にしても少ないな。
20年間に制作された連ドラは、どう少なく見積もっても1000本以上あったろうに。

ちなみに私が大・大好きな「リーガル・ハイ」も「最高の離婚」も「デート〜恋とはどんなものかしら〜」も選奨でした。いやもちろん選奨に選ばれるのだってすごいことですけどね!


そしてカルテットの受賞歴は以下ズラリ(wikipediaから抜粋)

ギャラクシー賞 3月度月間賞(2017年)
マイベストTV賞2位(2017年)
第54回ギャラクシー賞 テレビ部門 優秀賞(2017年)
第7回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞(2017年)
 作品賞
 主演女優賞(松たか子)
 助演男優賞(高橋一生)
 脚本賞(坂元裕二)
 新人賞(吉岡里帆)[6]
第92回ザテレビジョンドラマアカデミー賞(2017年)
 作品賞
 主演女優賞(松たか子)
 助演女優賞(吉岡里帆)
 ドラマソング賞(Doughnuts Hole「おとなの掟」)
 脚本賞(坂元裕二)
 監督賞(土井裕泰、金子文紀、坪井敏雄)[48]



賞がすべてじゃないことはわかってるけど、自分のことみたいに嬉しい。

やはりカルテットは奇跡的なドラマだったと思う。

脚本はいいけど役者が。
役者はいいのに脚本が、演出が。

そんな瑕瑾がただのひとつもない独特の世界観に毎週魂をもっていかれてました。

ここではないどこか。
でも遠くではない、すぐそこにあるひとつの宇宙に浮かぶ、優しくて淡いグレーの世界。

たぶんあんな奇跡に出会えることはもう二度とない。少なくとも私にとっては。
カルテットが終わったのはたった二か月半前のことなのに、なんだかもう一年も二年も経ったような気がする・・。

あんなに愛せるドラマに会えて幸せです。でも寂しい。でも幸せ・・・。

私の心もグレーだなあ。

posted by KIKI歌野 at 22:42| Comment(2) | ドラマ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月04日

ネタバレ感想: 「あなたのことはそれほど 7話」 「リバース 8話」

あなたのことはそれほど 7話

なんとなくつい毎週見ちゃってるこのドラマですが(ヒマなときに見逃し配信見てる)、仲里依紗のおかげで見る気指数がじわじわ上昇してきました。

このドラマの大きな特徴は、主役の美都がアホすぎて感情移入できないこと、夫と不倫相手が2人とも棒なので、ドラマっていうより何かの再現VTR見てるみたいな心理的な距離を保てる(保ちたくなくても)ってことですかね・・。

波瑠ってなかなかに不思議な存在。
罪悪感のない不倫妻という汚れ役をやっても、ぴかぴかしてるビニールシートみたいに何も染みないし汚れない波瑠がいる(ほめてない)。

なので生温かい目で見ていましたが、第七話は仲里依紗扮する麗華のおかげでびしっと締まりました!

夫・有島に笑顔で感謝の言葉を並べたてる麗華を前に罪悪感に耐えきれず、浮気を白状した有島に、「何を言ってるの?」と氷のようなひと言。

私が知ってるのは、ワタナベという女が訪ねてきた。
日をおいて私の前に二度現れた男もワタナベといった。
あなたは私に聞かれて困ることがあるとちょっとフリーズする・・・それだけよ


reika_jpg.jpg

ハレルヤ!
不快で薄いストーリーを吹っ飛ばすインパクトがすごくすごかったww
このシーンは演出にもカメラワークにもリキ入ってましたねぇ。

そして視聴率はあがりました。
12.4パーセントという過去最高視聴率を達成したのはTBSの戦略勝ちですね。
人は怖いものも下世話なものも好きだから。

ラストはどうなるのかな。
美都はアホでモラルもないけど、自分の気持ちに正直な、良く言えばまっすぐな女だから涼太とやり直すのは無理だと思う。
有島と麗華は、麗華次第ですかね。
でもどうかなあ。ゴミ見る目で旦那見てたからなぁ。夫婦続けるにしても妻には一生頭あがんない系か。

来週も地味に楽しみにしております。

このドラマ、私がキャスティングしたらこんな感じです ↓
倫理を外れた恋情も執着も、切るに切れない縁も、このキャストなら私の魂が納得してくれる!

美都  深田恭子 
有島  綾野剛 
涼太  田中哲司
麗華  江口のりこ




リバース 8話

「人殺し」の告発文を書いたのも谷原を駅のホームから突き落としたのも美穂子だと、前回のラストで示唆されましたが、果たして本当にそうなのかしらと少し疑っていました。


本当に美穂子でした。


ただし時系列が違いました。
美穂子は恨みがあるから深瀬や他のメンバーに近づいたのではなく、広沢が人生最後の一日を一緒に過ごした彼らに近づいて、ただ彼らのことを知りたかっただけだった。
家庭の事情で大阪に戻るにあたって、やり残したことをしようと決意してのことで、恨んでいなかったからこそ事件から十年間の空白があったのだ。
なるほど。すごい納得。

ただ美穂子のその試みは諸刃の剣だった。
気さくでいい人たちだと好意を抱いたのに、そして深瀬との間には特別な絆も生まれかけていたのに。

深瀬のアパートのゴミの中に「人殺し」と書かれた紙を目にして、なぜこんなものが深瀬に送られてきたのか。誰が書いたのかと考え、「きっと広沢くんと関係していることに違いない」と確信した美穂子は、告発文を深瀬のアパートのドアに貼り、自分宛てにも送りつける。
深瀬がどんな反応をするのか知りたい。
その一心だったのに、深瀬の口から、酒を飲んでいた広沢をたった一人で雪の中行かせたことを聞いてしまった・・。

そして谷原が飲酒直後なのに罪悪感もなく車を運転しようとし、無神経な発言をしたことに腹の底から憤り、つかまれた腕を振り払った拍子に、谷原はホームから転落してしまったのだ。
お酒飲んでなかったら踏みとどまれて落ちなかったんじゃないのかなーとも思いましたが、まあ助かってよかったよね。死んじゃったら救いようのない展開だったもの。

深瀬に本当のことを話している美穂子は、声を荒げるでも泣くでもなく、ただ静かに語っているだけなのに、溢れる感情の波が伝わってきて、少しも目が離せませんでした。
戸田恵梨香の真骨頂と呼べるような演技力に、ただただ圧倒されて・・・。
もう最近は、ちゃんとした役者見るだけで拝みたくなるんですよう。
本当、こういう瞬間大好き。こういうの見たいからドラマ観てる。

藤原竜也は冴えない男の役を非常に巧みにこなしてるんですが、武田鉄矢と並んで立ってるの見て、やっぱ普通にかっこいいって思いましたww  頭身の差が・・・。
ごめんよ、金八先生!

posted by KIKI歌野 at 00:12| Comment(0) | ドラマ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月28日

リバース 7話 ネタバレ感想


金曜ドラマ「リバース」は、今期では一番楽しみにしてるドラマです。
とはいえあまり心臓に良くないスリリングなやつなので、見るのが毎回怖い・・湊かなえ原作だし(汗)


広沢由樹は人気者だった。
見た目も悪くなく、明るく、誰にも分け隔てなくフレンドリーに接する彼は同性からは好かれ、異性にはたいそうモテた。
でも無理して周りと合わせるくらいなら一人でいるほうを好んだ。

そんな自由な広沢と一緒にいると楽だった・・・と過去を回想する深瀬。
決して頭は悪くないのに、どんくさくてやることなすこと間が悪い深瀬は、いつも陽だまりのなかにいるような広沢と比べれば日陰の存在。
深瀬は広沢のことを、初めてできた唯一の親友だと思っていたけれど、高校時代の広沢には、同じように地味で冴えない古川という友達がいた・・。


7話にして、広沢の負の部分が見えてきました。

高校時代、「広沢の親友気取りの地味なヤツ」とバカにされていた古川は、誰にでも好かれる広沢とは住む世界が違うことを悟り、傷ついて離れていってしまう。

そして同じく高校時代に二週間だけ広沢と付き合った川本という看護師は、「今思い出しても腹が立つ」と当時を振り返って言う。

広沢先輩は私のことなんか好きじゃなかった。
告白されて断れなくて仕方なく付き合ってただけ。
誰にでも優しい人って結局人のこと傷つけるんですよ。
皆、自分の見たいとこしか見ないから。
本当は知らない顔だっていっぱいあるのに。



その川本に扮するのは夏菜ですが・・

え、まさか出番これで終わり?
かつての朝ドラヒロインなのに、チョイ役にもほどがあるんじゃ。
うーん、なんか朝ドラで獲得した好感度が多いか少ないかって、その後の役者人生の流れを決めちゃうとこあるよなあ・・・

とか気の毒に思いつつも、夏菜はセリフまわしが上手いです。
どの局のどのドラマとは言わないけど、これでもかってくらい棒演技見せられておなかいっぱいなので、こういう上手さが地味に嬉しかったりする・・。

あと戸田恵梨香もいいなあ。
あの藤原竜也がどんくさい男を演じる芸達者ぶりだけに称賛が集まりがちだけど、戸田恵梨香の微妙な表情のつくりかたとか、ふとこぼれる笑顔とか、声の抑揚とか、可愛らしくも凄みもある七変化になんだか見惚れてしまう。

彼女の登場時から

「戸田恵梨香をただの恋人役に使うわけがない」

とは視聴者みんなが思ってたはずで、それが証明された7話のラストになりました。

1話か2話あたりだったか、美穂子と出会うまで自分の人生には何もなかった・・と語る深瀬に、

「何も?」

と問い返した美穂子の声の低さに、ゾクッとする違和感を覚えた。さりげない演出だったけど。

やっぱこの子なんか怪しい・・・と思わせながらも、ストーカー事件を投入して美穂子を襲わせ、視聴者の疑いを払拭してからのどんでん返しってずるいでしょ!
完全にやられたわー。

広沢の彼女は美穂子だった・・・!

彼女が偶然を装って深瀬に近づいたように、谷原や村井にもそれぞれ接触を図っていたことが明らかになり、深瀬ショックで目を閉じる、の巻。

うん、とても気の毒だね!!

しかしながら美穂子がこれまでに見せてきた表情の数々からして、彼女は深瀬に惹かれているはず。
きっとこの二人にはハッピーエンドが用意されてるに違いない(と信じたい)!


ひとまず深瀬の恋路は横に置いといて。

つまり四人に「人殺し」の告発文を送りつけたり、谷原をホームから突き落としたのは、美穂子だった。
・・という流れのようですが、本当に犯人は美穂子なのだろうか。
それともこれもまたミスリードの一つなのだろうか・・・?

そもそも犯人はなぜ事件から10年も経ってから行動を起こしたのだろう?
鉄は熱いうちに打てってわけじゃないけど、10年間の沈黙はいくらなんでも長すぎやしないだろうか。
その10年という歳月には何か特別な意味があったのか。


あとどうでもいいけど、村井の監禁は果たして必要なエピソードだったのかという疑問が。
犯人はメンヘラ妻だったってオチいらんから。
まあそんなことだろうと思ってたけど、あまりにしらけるミスリードでした。
この妻愛されなくて可哀想なんだろうけど、まったくもって同情できない存在。
お金はあるんだから、業者呼んでゴミ屋敷なんとかしようぜ。


そして小池徹平のヒロイン感がすごい。
みんなに愛される罪つくりなアイドルを難なく演じております。
ここ数年地味なポジションに甘んじていた小池さん、久々の当たり役かもしれません。
今後は可愛い中年路線で、新境地を開拓していってほしいと願わずにはいられません。


posted by KIKI歌野 at 19:18| Comment(2) | ドラマ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする